子どもの矯正

お子さまの歯並びが気になり始めた方へ

歯並びが悪くなる原因の多くは、上顎の発育不足だと言われています。
上顎の骨の成長は上顎の成長がまず先に起こり、そのあとに下顎の成長が続きます。
そのため、上顎の成長が充分に発達していないと、下顎も小さくなってしまい、全体的に顎が小さくなることで、歯がキレイに並びきらなくなるのです。

不正咬合によって起こる3つの主な症状

01

口呼吸になる

口呼吸になるとウイルスなどが直接喉に行くため、風邪などの感染症にかかりやすくなります。

02

お口をぽかんとあける

口臭・むし歯・歯ぐきの炎症・顔貌への影響 など

03

食事の時、上手く噛めない

消化不良・歯周病の原因になる など

あなたはどんな
歯並びですか?

上顎前突(じょうがくぜんとつ)

下顎前突(かがくぜんとつ)

過蓋咬合(かがいこうごう)

叢生(そうせい)

当院の顎顔面矯正(Ⅰ期治療)をご紹介します

顎顔面矯正とは正常な顎の発達を促し、正常な歯並び、健康な身体づくりに導きます

歯並びや咬み合わせを診るだけでなく、お顔全体の骨格と歯肉や筋肉などの軟組織を診ながらお顔全体を考慮して行う矯正治療のことをいいます。
お子さまの口腔環境・歯並び・不正咬合を確認し、お口にあった「急速拡大装置」を用いて治療していきます。

「急速拡大装置」とは

顎顔面矯正では、「急速拡大装置」という固定式の装置を使います。
この装置は歯の内側に固定し、真ん中にネジが組み込まれており、ネジを回すことで徐々に骨格を広げていくことができます。

顎顔面矯正のメリット

確実な効果が得られる可能性が高い

取り外しのできる矯正装置は、装置をつける時間が充分にとれなければ治療効果が充分に得られないこともありますが、顎顔面矯正では口の中に入れたままにする固定式の装置を使用するため治療効果が高くなります。

抜歯や手術を避けられる可能性が高くなります

顎の骨を広げられますので、永久歯がきちんと並ぶ可能性が高くなり、「抜歯をして並べる必要性」が少なくなります。

治療費を抑えられます

顎顔面矯正を行うことで、将来的に大人の矯正を行わずに済むケースもあり、治療費を抑えることができます。

健康で快適な生活が送れる

顎顔面矯正によって上顎を広げると鼻の骨が自然と広がり、鼻呼吸がスムーズになります。
鼻腔や気道が広がることで、鼻づまりや喘息、いびきの軽減などが期待できます。

顎顔面矯正のデメリット

矯正装置を入れるため、異物感や痛みがでる

装置装着当初に歯が押されることによる、痛みや違和感がでることがあります。
ほとんどのお子さまが数日経てば慣れてきます。小さなお子さまほど順応が早い傾向がございますので、お早めにご相談ください。

一時的に歯並びが悪く見える

上顎を広げることで歯と歯の間が広がっていきます。
これらは歯をキレイに並べるスペースを確保しているところなのですが、一時的にすきっ歯のような形になることがあります。
最終的にキレイになることがわかっている状態で治療をすすめておりますので、ご不明点や不安なことがあれば何でも聞いてください。

適応年齢が限られている

「固定式急速拡大装置」の効果が期待できる年齢は思春期くらいまでといわれています。
顎顔面矯正では、永久歯が生え揃う前に急速拡大装置で上顎の幅を広げて歯を動かす隙間をつくります。
この時期は6歳から12歳前後が目安といわれていますが、身体の成長はお一人おひとり異なりますので、口腔内の検診が必要です。

固定式急速拡大装置は保険適用外です

固定式急速拡大装置は保険適用外の治療法となるため、自由診療となります。

料金案内

料金 診断料 55,000円(税込)
顎顔面矯正第Ⅰ期 385,000円~440,000円(税込)
治療期間 1年~3年
治療期間 12~36回

顎顔面矯正を始める時期

上顎の成長はだいたい10歳ごろにピークを迎えます。
そのため、この時期までにどの程度顎の成長を促進できるかが重要になってきます。
顎顔面矯正はお口の状態やお子さまの協力にもよりますが、だいたい6歳前後から治療をはじめるケースが多くなります。生え代わりの状況などにもよりますが、お子さまのお口を拝見させていただいた上でご提案させていただきます。

Ⅱ期治療

顎顔面矯正(Ⅰ期治療)は骨格にアプローチしてキレイな歯並びをつくるための土台をつくります。
Ⅱ期治療はキレイに歯を並べるための治療を行います。
お口の状態によって、Ⅱ期治療が必要な場合とそうでない場合があります。
当院ではマウスピース(インビザライン)を用いて、一緒に矯正治療と向き合っていきます。

大人の矯正